蔚山の中心を横切る太和江沿いの生体公園。太和江国立庭園は、大韓民国の12大生体観光地区に登載されている蔚山の代表的な都心公園である。 太和江に沿って形成されている太和江国立庭園は、生態環境をそのまま維持しており、都心の中の休憩場所として重要な役割をはたしている。 蔚山の太和楼は晋州の矗石楼、密陽の嶺南楼とともに嶺南を代表する 楼閣で、蔚山の伝統性とアイデンティティが込められている太和江周辺の代表的な遺跡だ。 643年(新羅善徳女王12年)、唐国で仏法を手に入れ戻ってきた慈藏大師が、蔚山に到着し太和寺を建てるとき一緒に建築した楼閣。太和江に近い黄龍淵の崖の上にある。文禄の役で焼失した太和楼は、「歴史と未来がある太和江づくり」プロジェクトの一環として復元され、約400面ぶりにその姿を現した。十里竹林につながる散歩道が設置され太和江を見渡すことができ、障害者のためのスロープ、休憩施設なども設置され、より手軽に太和江や太和楼を見ることができる。
2015年8月に竣工した含月楼は、「月を抱く楼閣」という意味を持っている。韓国伝統様式の楼閣として建てられ市民に開放されているここでは、蔚山の市街地が見渡せる。また、世界で3番目に長い1,800mの釣り橋である蔚山大橋の夜景が見え、美しい景色を堪能できる場所だ。含月楼の前には太和江が流れ、北側には「月を含む山」という意味の含月山、千年の古刹である白楊寺が位置している背山臨水の地域だ。含月楼では新年を迎えるヘマジ(日の出を見ること)行事を開催しており、伝統文化、礼儀作法講義、風水地理など人文学プログラムが行われる宗家学堂を運営している。
1923年に慶南日報の社長を歴任したキム・ホンジョが7千坪余りの土地を個人所有地として買い上げ、黒松、桜、梅などを植えて公園を作り、蔚山面に寄贈したのがこの鶴城公園である。春には色鮮やかな椿や桜が咲き誇り、秋には紅葉が公園を赤く染め、季節によって趣が変わる散歩道だ。
また、蔚山倭城、春の手紙の歌碑、忠魂碑などを見て歴史を窺い知ることもできる。.
立火山とは「火を立てる山」という意味。ここでろうそくの火をつけて祈ると願いが叶うといういい伝えがあり、日本による植民地時代には山でろうそくの火が消えたことがないと伝えられる神霊の山である。 標高は約200mにすぎず登山より散歩に向いているため、子どもや高齢者など家族連れの観光客も気軽に楽しめる場所として人気が高い。 立火山のチャムサリ森は、松やクヌギの森で囲まれたキャンプ場とオートキャンプ場としても有名だ。いたるところに様々な休養・体験施設があり、市民にとって最高の癒しの場所である。 3.5ha規模のヒノキの森で森林浴を楽しむことができ、「詩と歌がある道」に沿って作品を身ながら散歩することもできる。 登山コースの往復距離は計6kmくらいで、休憩時間を含めると往復で約1時間30分~2時間くらいかかる。
蔚山東軒は蔚山の守令が公務を行っていた中心的な建物だったが、蔚山が府、県、都護府などに昇格または降格するとき、位置の移動もしくは閉鎖が行われた。現在の東軒は1681年(朝鮮粛宗7年)に蔚山府使の金粹五が初めて建設したもので、その息子が1695年(粛宗21年)に府使として赴任したとき、「一鶴軒」という名前をつけた。 1763年(英祖39年)に蔚山府使の洪益大が立て直してからは、「半鶴軒」と呼ばれるようになった。日本による植民地時代から郡庁会議室として使われ、1981年に今の姿に復元された。東軒の中には付属建物もあるが、中でも内衙は守令が住んでいた住居用の建物で、塀がないのが特徴だ。
太和淵オートキャンプ場は蔚山広域市中区の西部に位置し、太和十里竹林とモッコリ(飲食店が多い通り)団地、尺果川野外水遊び場などが近いため、中区の観光施設の見学や生活文化施設体験とともに休養ができるオートキャンプ場として特化されている。また、キャラバン専用のオートキャンプ区間が設けられ、一般オートキャンプ利用者との間で起きる不便や混雑を解消し、余裕を持ってキャンプを楽しめるようになっている。キャンプ場の入り口には広い芝生広場があり、家族連れのキャンプ客が子どもとともに自然を満喫しながら遊べる生態キャンプ場だ。
慶尚左道兵馬節度使営が指揮を取っていた城。1417年(朝鮮太宗17年)に建てられ、大きさは全周約1.2㎞、高さ約3.7mくらいで、楕円形となっている。 建てる当時には四方に3つの門楼がある城門を置き、西門と北門の周囲には甕城を築いて、城壁のいたる場所に雉城を置き、城の周辺を堀で囲んだ。城の中には井戸、溝、倉庫などがあったと伝えられる。 しかし、文禄の役・慶長の役を経て、付近に駐屯していた日本軍が兵営城の石を運び蔚山倭城を建てたため、その形は失われてしまった。そのうえ、近代には都市開発が進み、城の痕跡だけが残っていたのを復元中である。
黄茅山生態キャンプ場は蔚山広域市中区の北東部に位置しており、東川西路と玉洞-農所の間の道路による自動車のアクセスが簡単だ。この地理的特性を活かし、オートキャンプ場として特化させたキャンプ場である。また、キャラバン施設も備えられており、キャンプ装備を持っていない人も簡単にキャンプ体験ができる。キャンプ場の入り口には広い芝生広場があり、家族連れのキャンプ客が子どもとともに自然を満喫しながら遊べる生態キャンプ場だ。
聖安洞タルピッヌリキルは、2023年12月に警察庁から約1.8kmの区間にわたって造成されている道で、蔚山の昼と夜を両方とも堪能できる。 特に、天国の階段展望台を含むユーモラスで感性的な多数のフォトゾーンがあり、蔚山中区で人気がある夜間観光の名所だ。